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北千住税理士事務所|佐藤響先生へのインタビュー

この記事は8月20日に実施したインタビューをもとに作成しています。


北千住税理士事務所は、地域密着で仕事のスピードとフットワークの軽さが強みの税理士事務所です。
本記事では、税理士を目指されたきっかけや今後の展望を佐藤先生にインタビューを実施しました。


目次

先生のご出身と学生時代について教えていただけますか。

 佐藤先生:出身は秋田県です。学生時代は、とにかく部活動が中心でした。テニス部に所属していて、生活の軸は常にテニスでした。特別に変わったことをしていたわけではなく、いわゆる「普通の高校生活」だったと思います。勉強は得意とは言えませんでしたが、大学受験のときは独学で取り組みました。誰かに頼るのではなく、自分で計画し、自分のペースで積み上げる。そのやり方は、現在の税理士としての姿勢にもつながっています。

税理士を目指されたきっかけは?

 佐藤先生:親が事業を営んでいて、「税理士になったら」と勧められたことが最初のきっかけです。実は当初は別の道を考えていて、証券関連の勉強をしていた時期もありました。ただ、試験を受けたりしていくにあたって「自分のやりたいことと違う」と感じて、親の言葉を思い出し、税理士試験に挑戦しました。最初は「自分がどこまでできるのか」を試したい思いが強く、予備校には通わず独学で進めました。科目にもよりますが、年間を平均すると一日5~6時間ほど、淡々と勉強を積み上げる日々。やっていくうちに面白さが増し、のめり込んでいったという流れですね。

独立を決意された理由を教えてください。

 佐藤先生:大学生のころに試験勉強を始めた段階から、独立を視野に入れていました。自分の考えや責任で事業を進めていきたいという思いが強かったからです。従業員だと評価や給与が他者に左右されがちですが、独立すればやった分だけ成果に直結します。その環境に身を置きたいと考えました。独立前は3社ほどに勤め、いずれも独立後に必要となるスキルを得る目的で転職を重ねています。実務の幅を意識的に広げ、現場の肌感覚を身につけたうえで、自分の看板で勝負する準備をしてきました。

事務所の強みはどのような点でしょうか。

 佐藤先生:第一に、地域特化であることです。地域ごとに借入制度や補助金制度には特有の枠組みがあります。地の利を活かして情報を拾い、適切なタイミングでご提案できるのは大きな強みだと思います。第二に、スピード。税理士業界は「レスが遅い」と言われがちですが、当事務所ではメールやLINEには原則1営業日以内にご返信することを徹底しています。第三に、フットワークの軽さ。年齢層が若く、機動的に動ける体制なので、急ぎのご相談にも柔軟に対応できます。結果として、相談のハードルを下げ、検討から実行までをご一緒に進めやすい関係が築けていると感じます。

仕事をする上で大切にしていることは?

 佐藤先生:中小企業の「良い相談相手」になることです。税理士は平均年齢が高く、コミュニケーションが得意でない方も一定数います。実際に「前の税理士には相談しづらかった」「提案がなかった」というお声を伺うこともあります。だからこそ、私はお客様と定期的に顔を合わせ、対話の量と質を大切にしています。目安は3か月に一度。直近の数字を一緒に確認し、今の困りごとや今後の納税スケジュールを共有する。状況を言語化していく過程で、課題が整理され、意思決定が速くなるその実感をお客様と共有できるように意識しています。

これまでで印象に残っているお手伝いの事例はありますか? 

佐藤先生:勤務時代も含め、長くご一緒してきたお客様が事業を大きくされ、「あなたに担当してもらえて良かった」と言っていただけた瞬間は強く記憶に残っています。また、資金繰りが厳しい局面で、分割納付や仮決算などの選択肢をご提案し、納税負担の平準化を図ったケースも印象的です。税金の支払いは事業のキャッシュフローに直結します。数字と制度の両面から選択肢を並べ、意思決定を支えることができたとき、「伴走できた」と実感します。華やかなエピソードではなくても、困りごとに具体策で向き合い、結果として「助かった」と言っていただける。その積み重ねが仕事のやりがいです。

相続の節税やその他節税で実践的なアドバイスをお願いします。

 佐藤先生:資産の状況によって打ち手は変わりますが、現金が多い場合は評価額がそのまま相続税の対象になります。したがって、不動産など「もの」に置き換えることは有効な選択肢になります。また、暦年贈与であれば年間110万円の基礎控除の範囲内で計画的に移転していく。この基本の積み上げが重要です。 事業をされていて非上場株式をお持ちの方は、生前に株価評価を行い、相続時のシミュレーションをしておくことをお勧めします。どのように次世代へ引き継ぐか、株式をどう移すか。あらかじめ方針を描いておけば、想定外のタイミングでも慌てずに済みます。相続は「特別なテクニック」よりも、基本の早めの準備と、状況に応じた選択を積み重ねることが結果に直結します。

良い税理士を選ぶポイントは?

 佐藤先生:提供するサービスの核は、どの税理士も大きくは変わりません。だからこそ一番のポイントは「相性」です。お金の相談は、話しやすく、親身に向き合ってくれる相手でなければ本音を出しづらいものです。初回面談の際に、こちらの話をきちんと受け止め、必要な質問を投げかけ、考えを整理してくれるか。黙り込みがちで会話が進まないようだと、わだかまりが残るかもしれません。悩みを言語化し、表面化させる手助けをしてくれる。そんなコミュニケーション力を持つ税理士を選ぶことが、長いお付き合いの前提になるはずです。

今後の展望について教えてください。

 佐藤先生:事務所の規模は拡大したいと考えていますが、闇雲な成長は目指しません。働きやすさとサービス品質の両立が前提です。具体的には、みなし残業は採用せず、残業そのものも少なく抑える一方で、やった分だけきちんと報われる仕組みを整えたい。給与水準も高く保てる環境をつくり、メンバーが健全に力を発揮できる事務所を目指します。対お客様では、提案力を磨き続け、相談しやすい環境を維持・強化していく。数字の正確さは当然として、状況をともに整理し、意思決定を支える伴走者であり続ける。その姿勢を守りながら、着実な規模拡大を図っていきます。

最後に佐藤先生の趣味についてお聞きしてみました。

佐藤先生:最近は旅行ですね。非日常の空気に触れると、自然と視野が広がりますし、仕事の切り替えにもなります。あとは、仕事帰りに飲みに行くこともあります。北千住はお店が多くて、ふらっと立ち寄れるのが魅力です。

代表者名佐藤 響
会社名北千住税理士事務所
会社URLhttps://www.kitasennjuzeirisi.com/
住所東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター10F
電話番号03-6675-5439

この記事を書いた人

アドバイザーナビが運営する「税理士紹介ナビ」ではおすすめの税理を紹介しています。これまでアドバイザーナビは「資産運用ナビ」を中心に適切なプロフェッショナルのプラットフォームを構築してきました。税理士紹介ナビでは、税理士へのインタビューやアンケート調査などを通じて、税理士や税金にまつわる情報発信をしていきます。

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