MENU

星野徳孝税理士事務所 星野徳孝先生

2025年9月2日のインタビューをもとに記事を作成しています。

目次

先生のご出身と学生時代について教えていただけますか。

星野先生:埼玉県さいたま市(旧・与野市)の出身です。与野市は小さな町で存在感こそ控えめでしたが、県庁所在地の浦和と交通の要である大宮に挟まれ、暮らしにはとても便利な場所でした。学生時代を振り返ると、正直、勉強はあまり真剣に取り組んでいませんでした。頭の中はいつもスキーのことでいっぱいでした。高校・大学とスキー部に所属し、競技スキーに打ち込み、冬は当然のように合宿でゲレンデへ、夏でもフィジカルトレーニングやイメージトレーニングに励むなど、スキーのことばかり考えていました。今でもスキーは続けていますが、これだけ夢中になれるものに出会えたのは、本当に幸運だったと思います。

税理士を目指されたきっかけは?

星野先生:一番の理由は「独立したい」という強い思いでした。資格があれば自分の力で生きていけると考え、独立しやすい職業を探す中で税理士を知りました。
もう一つの理由は、父や祖父が中小企業の経営者だったことです。当時、父は会社の社長をしていました。父を支えたい、少しでも役に立ちたいと思ったのも大きな動機でした。

独立を決意された理由を教えてください。

星野先生:祖父と父が経営者であったため、サラリーマンとして一生を終えるイメージが全く持てませんでした。親戚も経営者が多く、むしろ会社員という立場の人は少数派でした。新卒で就職はしましたが、入社1年目から「どうやって独立しようか」と考えていました。その中で税理士という仕事を知り、資格を取得して独立しようと決意しました。

仕事をする上で大切にしていることは?

星野先生:「相談しやすい雰囲気をつくること」を最も重視しています。税金や法律の話は専門用語が多く、どうしても難しくなりがちです。しかも税理士や弁護士など「先生」と呼ばれる職業には敷居の高さを感じる方も多いと思います。
「こんなことを聞いたら笑われるのではないか」とためらってしまうお客様もいます。そうならないように、できるだけ親しみやすい空気を大切にし、どんなことでも相談していただける存在でありたいと思っています。

事務所の強みはどのような点でしょうか。

星野先生:私一人の事務所ですので、すべてのお客様を税理士である私自身が直接担当しています。大規模な事務所では担当者が従業員であることが多く、しかも税理士資格を持たないケースも少なくありません。また、離職率が高いため、担当がコロコロ変わるという不満の声もよく耳にします。
私の事務所ではそのような心配はありません。お客様にとって「誰に相談しているのか」が明確で、安心して長期的な関係を築けることが強みだと思っています。

これまでで印象に残っているお手伝いの事例はありますか?

星野先生:特定の案件を挙げることは難しいですが、多くのお客様から「話しやすい」「説明が丁寧」「レスポンスが早い」と評価をいただいています。これは私が常に心がけている「相談しやすさ」が形になったものですので、何より嬉しく感じています。

相続の節税やその他節税で実践的なアドバイスをお願いします。

星野先生:相続対策では「早めに動く」ことが重要です。経営者の方は「まだ元気だから大丈夫」と後回しにしがちですが、余命が限られてからではできることが大幅に減ってしまいます。生前対策こそが相続税の節税の鍵です。
法人や個人事業主の節税でも同じことが言えます。決算直前に慌てて動いても効果は限定的です。日頃から月次決算などで数字を把握し、利益が出ている段階で対策を検討することが大切です。

良い税理士を選ぶポイントは?

星野先生:やはり「話しやすさ」です。知識や経験が豊富でも、お客様が質問できなければ意味がありません。どんな疑問や不安でも気軽に相談できる相手こそ、良い税理士だと思います。

今後の展望について教えてください。

星野先生:今後は「中小企業経営者の事業承継と相続」に特化して取り組んでいきたいと考えています。私自身、父、祖父、祖母の相続を経験し、2度の税務調査を受けました。調査官はいずれも特別国税調査官、いわゆる「特管」と呼ばれるエリートで、非常に厳しいものでした。父の時は比較的スムーズでしたが、祖父の時は長期化し、相続人の一人である祖母が亡くなったことでようやく終結するという、辛い経験をしました。
こうした出来事は決して私だけの特別な話ではなく、多くの中小企業経営者とその家族に起こり得ることです。しかし実際には、十分な対策が取られていないケースが多く、顧問税理士が深く関与していないことがあります。
だからこそ、自らの経験を活かし、経営者とご家族の気持ちに寄り添いながらサポートしていきたいと考えています。事業承継と相続は、その後の会社と家族の人生に大きな影響を与えるものです。その重要性を伝えながら、共に最適な方法を探っていくことが、これからの私の使命だと思っています。

税理士紹介ナビ編集部

最後に星野先生の趣味についてお聞きしてみました。

星野先生

星野先生:趣味は今も変わらずスキーです。高校・大学ではスキー部に所属し、競技スキー、つまりタイムを競う種目に打ち込んでいましたが、社会人になってからは「基礎スキー」に転向しました。
基礎スキーとは、見た目の美しさや滑りの完成度をジャッジされる競技で、タイムで決まる競技スキーとは全く違います。社会人になって20代はその基礎スキーに熱中しましたが、30歳を前に税理士試験に専念するため、約10年間は封印しました。試験に合格してから再び滑るようになり、3年ほど前に「クラウンプライズ」という最高峰の資格を取得しました。
このクラウンプライズは、基礎スキーの技術を極めた人だけが得られる称号で、指導者資格とはまた別の位置づけです。一度合格すれば十分とも言われますが、私は挑戦を続け、これまでに3回合格しました。これは自分でも大きな誇りです。
さらに近年はマスターズの大会にも積極的に参加し、記録や順位を目指して挑戦しています。スキーは年齢を重ねても続けられるスポーツですので、これからも長く付き合っていきたいと思っています。
また最近は生成AIにも興味を持ち始めました。まだ専門的に詳しいわけではありませんが、実際の業務に役立てられる部分が多くあり、従来なら自分一人で考えなければならなかったことをAIが補助してくれるのは非常に魅力的です。もちろん、ただ使うだけで成果が出るわけではなく、使い手の工夫次第で結果が変わる点も面白く、趣味と実益を兼ねた取り組みになっています。
それから、趣味と呼べるかは分かりませんが、投資(トレード)も行っています。主にFX、CFD、暗号資産の裁量トレードを行っており、最近では米国株オプションも勉強中で、これから本格的にトレードしていくことを考えています。

代表者名星野 徳孝
会社名星野徳孝税理士事務所
会社URL
住所東京都江東区豊洲5-6-36 豊洲プライムスクエア10F
電話番号090-2668-5834

この記事を書いた人

アドバイザーナビが運営する「税理士紹介ナビ」ではおすすめの税理を紹介しています。これまでアドバイザーナビは「資産運用ナビ」を中心に適切なプロフェッショナルのプラットフォームを構築してきました。税理士紹介ナビでは、税理士へのインタビューやアンケート調査などを通じて、税理士や税金にまつわる情報発信をしていきます。

目次