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髙橋会計事務所 髙橋保行先生

2025年10月31日のインタビューをもとに記事を作成しています。

目次

先生のご出身と学生時代について教えていただけますか。

髙橋先生:私の出身は静岡県の伊豆高原という小さな街で生まれ育ちました。小学校の1学年が40人くらいしかいないような、そんな小さな街でした。高校時代から家を出て、伊東市の高校へ進学し大学は東京の駒澤大学に進学しました。すでに、大学時代から公認会計士になる夢をもっていましたので、会計の専門学校とダブルスクールで通い、バイトやサークルなどもせず、ただひたすら二宮金次郎のように学校を2つ行き来するほど学業に専念していましたので、青春時代は楽しめてなかったかもしれません。

税理士を目指されたきっかけは?

髙橋先生:公認会計士にどうしてもなりたいと思ったのが、高校3年生の頃です。そのころ、父がサラリーマンから独立し自営業を始めました。私もその背中をみながら、何かできる事は無いかと考えていたのですが、会社の規模が大きくなるにつれ、人件費や固定コスト、税金が増えて父がブツブツ悩んでいたことがあり、お金の管理ができる職業で父を助けようと思ったのがきっかけです。

独立を決意された理由を教えてください。

髙橋先生:監査法人から上場企業の会計ソフトを開発するシステム会社に転職をしましたが、30代後半にもなると親しい友人が起業をするとの話がありました。もともと会計士になりたかった理由として、父の会社のサポートもしたかったというのもあり、自分が独立すれば大事な人たちのサポートができたり、お金悩みを解決してあげられるのではないかと思い、思い切って39才で独立しました。

仕事をする上で大切にしていることは?

髙橋先生:税務は年々複雑になっているため、経営者のお客様には「数字で可視化し正しくスピーディな判断ができる」ようなアドバイスを行うことを心がけています。Aの場合は利益がいくら残り、Bの場合はいくら残るか。経営していく上で、キャッシュ(現金)は非常に重要なものですが、間違った節税や事業投資をしキャッシュが枯渇して苦しい経営になることは避けて頂きたいと思っております。お客様から「これどうかな」とご質問頂いた場合、詳しくシミュレーションをして、判断に迷わないようにサポートしています。

事務所の強みはどのような点でしょうか。

髙橋先生:税理士との距離が近いことでしょうか。弊社ではお客様がタイムリーにお悩みを解決できるように、メールだけでなくLINEやチャットワーク、Slackなどあらゆるツールでコミュニケーションを円滑にしています。また、顧問料も他社に比べて良心的だと言って頂けております。なるべく事業投資に使っていただきたいというのがありますので、クラウドやAIを活用し作業コストをさげ、低単価でサービスをご提供しています。さらに、節税相談は積極的にお受けしていますので、手取りの最大化をシミュレーションを使って行い、税金や保険料をムダに多く払わずに済むようにサポートしています。

これまでで印象に残っているお手伝いの事例はありますか?

髙橋先生:他社からご紹介された経営者様のお話になりますが、前任の先生は非常に安い顧問料で決算を申告されていたのですが、ほとんど会話なく、年1回の計算だけされていたのだと思います。その方に税務調査が入り税務署から修正申告の指示がでたそうで、相談したところ前任の先生がドロップアウトしてしまい、弊社に駆け込んでこられました。経営者様はちょうど赤字になって経営不振になっていたタイミングでもあったため、修正申告で追徴課税が請求されることを大変怖がっておられましたが、逆に決算に誤りがあることが判明し、弊社の修正申告によって還付金が80万円も戻ってこられて感動していただけました。

相続の節税とその他節税で実践的なアドバイスをお願いします。

髙橋先生:節税に関しましては弊社で「節税レスキュー」というブランドを立ち上げ、専門サービスをご提供しています。節税は「手元の現金がなくなる節税」と「手元の現金が残る節税」に大きく2つに分類されます。多くの経営者は、決算間近になると税金を払いたくないという気持ちから、せっかくある現金を使って節税し、現金を無くしてしまいます。太陽光やドローン、足場レンタル、コインランドリー投資などが一般的ですが、今は他にも蓄電池、金融商品、モバイル投資など姿かたちを変えて、会社の大事な現金を減らしてしまう節税商品の広告や営業にふれることが多いです。「節税レスキュー」ではそのような現金先出の節税ではなく、現金が手元に残る節税対策「旅費規程」「社宅規程」「役員報酬の最適化」を導入し手元の資金を残すという取り組みを行っています。経営で最も大事なのは、現金です。現金を手元に残している会社は、事業投資、銀行融資で非常に有利になり事業拡大しやすくなります。公認会計士という立場から、財務面は無視できません。会社が拡大する現金が残る良い節税対策をおすすめしています。

良い税理士を選ぶポイントは?

髙橋先生:日本の税理士は高齢化しており平均年齢が60歳を超えているといわれています。中にはクラウドに弱い先生、節税に消極的な先生も多くいます。料金だけで判断するのではなく、ご自身とコミュニケーションがしっかりとれて、会社の金庫番として経営者の意思をくみ取ったサポートしてくれる税理士を選ぶことが非常に重要だと思います。

今後の展望について教えてください。

髙橋先生:現金が残る節税対策を知らない経営者もまだまだ多くおりますので、「節税レスキュー」を広めて資金繰りに悩まない経営者を増やしたいと思っています。また、決算書の読み方などを指導しながら銀行融資を積極的にひける技術を経営者の方には高めてもらえるようサポートしていけたらと思います。

税理士紹介ナビ編集部

最後に髙橋先生の趣味についてお聞きしてみました。

髙橋先生

髙橋先生:趣味はプールで泳ぐことです。デスクワークが多いため、年中泳げる屋内プールにはよく出没しています。

代表者名髙橋保行
会社名髙橋会計事務所
会社URLhttps://apex-cpa.co.jp/
住所東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル 32階
電話番号03-4221-6991

この記事を書いた人

アドバイザーナビが運営する「税理士紹介ナビ」ではおすすめの税理を紹介しています。これまでアドバイザーナビは「資産運用ナビ」を中心に適切なプロフェッショナルのプラットフォームを構築してきました。税理士紹介ナビでは、税理士へのインタビューやアンケート調査などを通じて、税理士や税金にまつわる情報発信をしていきます。

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