過払い金請求に強い法律事務所・司法書士事務所はどこ?おすすめ人気ランキング10選!

当ページのリンクには広告が含まれています。
過払い金請求に強い法律事務所・司法書士事務所は?

テレビCMで見かける過払い金請求ですが、いざ頼むとなるとどこがいいのか迷うものです。中でも「費用がいくらかかるか分からない」という不安から、動けずにいる方は少なくありません。実際には、相談料も着手金も無料の事務所を選べば、手元からお金を出さずに手続きを始められます。この記事では、過払い金請求に対応する10事務所の費用と特徴を比較しました。あなたの状況に合う相談先を見つけてください。

過払い金請求は、相談料・着手金が無料で成功報酬型の事務所を選べば、戻ってきた金額より費用が高くつく心配をほぼなくせます。

中でも、相談料・基本報酬・全国出張費が無料で、費用が取り戻した過払い金の22%(10万円以下は14%)だけで済むはたの法務事務所がおすすめです。

この記事を読むとわかること
  • 10事務所の費用を見比べて、自分に合う相談先を選べる
  • 弁護士と司法書士のどちらに頼むべきか判断できる
  • 完済済みか返済中かで、リスクの違いを説明できる
  • 無料診断で何が分かるかを知り、不安なく利用できる
  • 依頼前に確認すべき時効と費用倒れの条件がわかる

※本記事の費用・サービス情報は2026年8月時点の各事務所公式サイトの情報です。最新の内容は各事務所にご確認ください。

目次

過払い金請求に強い事務所はどこ?

過払い金請求の依頼先に迷ったら、はたの法務事務所のように初期費用がかからず、成功報酬だけで依頼できる事務所を選ぶのが安心です。

完済済みなら信用情報に影響なく請求できる

すでに完済した借金への過払い金請求は、いわゆるブラックリストに載りません。信用情報機関に事故情報が登録されないため、クレジットカードの新規作成や住宅ローンへの影響を心配せずに請求できます。

「過払い金請求をするとブラックになる」というイメージは、返済中の借金に対する手続きと混同されたものです。返済中の請求は任意整理(業者と交渉して返済条件を見直す手続き)として扱われる場合があります。その場合は信用情報に影響が出ることがあるので、注意が必要です。

つまり、対象の借金を完済しているかどうかで、リスクの大きさは大きく異なります。完済済みの方が気にすべきなのは、請求先のカードが使えなくなることくらいです。

相談料・着手金無料の事務所なら費用倒れを防ぎやすい

過払い金請求の費用で確認すべきは「取り戻せなかったときに支払いが発生するか」の1点です。相談料と着手金が無料で、成功報酬だけの事務所を選べば、過払い金が戻らなかった場合に手元から出すお金を、ほぼゼロにできます。

今回比較した10事務所のうち、公式サイトで費用を確認できた8事務所は、すべて相談料が無料でした。着手金まで公表している7事務所も、無料かアディーレ法律事務所の66,000円のみです。費用を公表している事務所に限れば、相談の段階でお金を求められるところは1つもありませんでした。

ただし、成功報酬の料率は事務所ごとに差があります。多くの事務所は回収額の22%ですが、27.5%〜と案内する事務所もありました。同じ100万円を取り戻しても、手元に残る金額が5万円以上変わる計算です。

おすすめは「はたの法務事務所」

10事務所の費用を比べた結果、もっともおすすめできるのははたの法務事務所です。相談料・基本報酬・全国出張費がすべて無料で、費用は取り戻した過払い金の22%(10万円以下の場合は14%+計算費用11,000円)だけ。依頼するときに払う費用は1つもありません。

全国出張まで無料と公表しているのは、今回の10社ではたの法務事務所と杉山事務所の2社だけです。地方在住で近くに事務所がない方や、来所の時間が取れない方でも依頼できます。

過払い金請求に強いおすすめ事務所10選

過払い金請求に対応する10事務所を、費用・実績・相談のしやすさで比較しました。

10社の費用・実績・相談方法の比較一覧

スクロールできます
事務所名資格相談料着手金・基本費用過払い金報酬
(交渉/訴訟)
はたの法務事務所司法書士無料無料22%
(10万円以下は14%)
司法書士法人
みつ葉グループ
司法書士無料無料22%/27.5%
+解決報酬金22,000円
ひばり法律事務所弁護士無料0円22%/27.5%+実費
司法書士法人
杉山事務所
司法書士無料無料27.5%〜
アディーレ
法律事務所
弁護士無料基本費用66,000円22%/27.5%
ベリーベスト
法律事務所
弁護士無料解決報酬金22,000円
+事務手数料22,000円
22%/27.5%
司法書士法人
中央事務所
司法書士無料無料要問い合わせ
(完全成功報酬制)
渋谷法務総合事務所司法書士無料要問い合わせ要問い合わせ
弁護士法人・響弁護士要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
サンク総合
法律事務所
弁護士要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ

※ 費用はすべて税込。2026年8月時点の各事務所公式サイトの情報です。
※ 「要問い合わせ」は、公式サイトに記載が確認できなかった項目です。

比較して分かるのは、報酬率が「交渉22%・訴訟27.5%」でほぼ共通している点です。差がつくのは、報酬率に上乗せされる固定費(解決報酬金・基本費用・事務手数料)の有無です。

はたの法務事務所

はたの法務事務所は、過払い金請求でかかる費用の項目がもっとも少ない司法書士事務所です。

相談料無料
基本報酬無料
過払い報酬取り戻した過払い金額の22%
(10万円以下の場合は14%+計算費用11,000円)
全国出張料金無料

費用は成功報酬の22%だけで、固定の上乗せがありません。回収額が10万円以下なら報酬率は14%に下がります。少額の過払い金でも費用倒れになりにくい料金設定です。

全国出張も無料です。事務所まで足を運ばずに手続きを進めたい方や、地方在住の方におすすめです。返済中の借金がある場合は任意整理として、1社22,000円〜の基本報酬と減額分の11%の報酬で対応しています。

過払い金がいくらあるか分からない段階でも、相談は無料です。まず金額を調べてから依頼するか決められます。

司法書士法人みつ葉グループ

司法書士法人みつ葉グループは、着手金無料で依頼できる司法書士法人です。

相談料0円
着手金無料
解決報酬金22,000円
過払報酬金回収額の22%(訴訟の場合27.5%)

完済済みの借金への請求なら、費用は返還された過払い金の中から差し引かれます。事前にお金を用意する必要はありません。報酬率22%に解決報酬金22,000円が加わるため、はたの法務事務所と比べると手元に残る金額はその分だけ減ります。それでも、依頼時にお金を用意しなくてよい点は変わりません。

返済中の借金についても、依頼前に費用の目安を伝える方針です。手続きに進む前に、いくらかかるか把握できます。

ひばり法律事務所

ひばり法律事務所は、着手金0円で依頼できる弁護士事務所です。

着手金0円
報酬金0円〜
成功報酬回収金の22%
(訴訟上の返還請求は27.5%)+実費

着手金0円で、成功報酬は司法書士事務所と同じ22%です。報酬金も0円からなので、実際にかかるのは過払い金を取り戻せた場合の成功報酬と実費だけです。弁護士に依頼したいけれど費用は抑えたい、という方に合います。

弁護士に依頼する意味は、扱える金額の上限にあります。認定司法書士は1社140万円を超える案件を代理できません。1社あたりの過払い金が140万円を超えそうな方は、弁護士に依頼する必要があります。その場合でも、着手金0円・成功報酬22%で任せられます。

なお、成功報酬とは別に実費(通信費や印紙代など)がかかる点だけ、依頼前に確認しておきましょう。

司法書士法人杉山事務所

司法書士法人杉山事務所は、過払い金請求の相談を数多く受けている司法書士法人です。

相談料・着手金無料(過払い金診断・調査も無料)
過払い金報酬返還額の27.5%〜
出張相談無料

相談実績は月間10,000件以上(過払い金・債務整理を含む借金問題)、過払い金請求総額は毎月1億円以上と公表しています。相談件数の多い事務所に任せたい方におすすめです。

一方で、報酬率は27.5%〜と、22%の事務所より高めです。公式サイトに「相談者様の状況によって費用が変わります」とあるため、依頼前に自分のケースの料率を確認すると安心です。相談・調査・出張まで無料なので、確認自体にお金はかかりません。

アディーレ法律事務所

アディーレ法律事務所は、CMでも知名度の高い弁護士法人です。

相談料無料
基本費用66,000円(回収した過払い金から支払い)
報酬金回収した過払い金の22%(訴訟の場合27.5%)

基本費用66,000円がかかるものの、支払いは回収した過払い金からです。回収額が費用の合計に満たなかった場合、不足分の支払いは不要です(公式サイト参照)。手元からお金を出す場面はありません。

対応に納得できなかった場合、90日以内なら基本費用が全額返金されます。今回比較した10社で、この返金保証を公表しているのはアディーレだけです。受付は朝9時〜夜10時で土日祝も対応し、通話料も無料です。仕事帰りにしか電話できない方でも相談できます。

ベリーベスト法律事務所

ベリーベスト法律事務所は、全国に拠点を持つ大手弁護士法人です。

相談料何度でも無料
解決報酬金1社22,000円
成功報酬取り戻した過払い金の22%(裁判ありの場合27.5%)
事務手数料1案件22,000円

報酬率は他社と同じ22%ですが、解決報酬金と事務手数料がそれぞれ22,000円かかります。固定費は合計44,000円で、今回比較した中では高いほうです。ただし相談は何度でも無料なので、この固定費に納得できるまで質問してから依頼を決められます。

返済中の借金がある場合は、負債額に応じた任意整理の手数料(1社0円〜220,000円)と減額報酬11%が別途かかります。過払い金と借金減額をまとめて相談したい方におすすめの事務所です。

司法書士法人中央事務所

司法書士法人中央事務所は、「0120-10-10-10」の無料確認ダイヤルで知られる司法書士法人です。

相談料・着手金無料(初期費用は一切なし)
報酬体系完全成功報酬制(完済分)
受付年中無休・22時まで・全国出張対応

完済した借入への請求は完全成功報酬制で、過払い金が戻らなければ費用は発生しません。費用が取り戻した過払い金額を上回ることもありません(公式サイト参照)。全国への出張相談にも対応しています。秘密厳守のため、家族に知られずに手続きを進められます。

注意したいのは、成功報酬の料率が公式サイトで公表されていないことです。「詳細はお電話でお問い合わせください」との案内のため、他社と料率を比べてから決めたい方は、電話で確認する手間が1つ増えます。逆に、料率より先に「そもそも過払い金があるか」を知りたい方には、Webの無料診断ツールがあるので使いやすい窓口です。

渋谷法務総合事務所

渋谷法務総合事務所は、全国で無料相談会を開催している司法書士事務所です。

相談料無料
相談体制全国で無料相談会を開催・土日祝も予約対応・秘密保持を厳守
着手金・報酬率要問い合わせ

過払い金の対象は「2010年(平成22年)6月17日以前に借入を開始した方」「借金を完済してから10年以内の方」です(公式サイト参照)。対面でじっくり相談したい方は、この相談会を使えば無料で話を聞けます。

一方、着手金や成功報酬の料率は公式サイトに記載が見当たりませんでした。費用は相談時に直接確認する必要があります。

弁護士法人・響

弁護士法人・響は、債務整理分野で知られる弁護士法人です。

2026年8月時点の調査では、過払い金請求の費用を公式サイトで確認できませんでした。相談料・着手金・報酬率はいずれも要問い合わせです。検討する場合は、相談時に費用の内訳を書面で確認してから判断してください。

サンク総合法律事務所

サンク総合法律事務所は、借金問題を扱う弁護士法人です。

こちらも2026年8月時点の調査では、過払い金請求の費用を公式サイトで確認できませんでした。相談料・着手金・報酬率は要問い合わせです。相談する場合は、他社の費用の目安(交渉22%・訴訟27.5%)を確認したうえで、提示された条件を比べてみてください。

過払い金請求の依頼先を選ぶ5つの判断軸

事務所選びでは、名前の知名度ではなく、費用体系・資格・実績・相談方法・受付時間の5つの確認が欠かせません。

相談料・着手金・成功報酬の費用体系

過払い金請求の費用は、大きく3つに分かれます。

相談料依頼前の相談にかかる費用(無料が主流)
着手金・基本費用依頼時にかかる費用(無料〜66,000円程度)
成功報酬取り戻した過払い金に対する割合
(交渉22%・訴訟27.5%が相場)

見落としやすいのは、成功報酬率のほかにかかる固定費です。解決報酬金や事務手数料の名目で1社22,000円前後が加わる事務所もあります。仮に過払い金が30万円だった場合、報酬22%(66,000円)だけの事務所なら手元に234,000円残ります。固定費44,000円が加わる事務所では190,000円です。回収額が小さいほど、固定費の影響は大きくなります。

もう1つ確認したいのが、過払い金を取り戻せなかった場合の費用です。完全成功報酬型で、費用が回収額を上回らないと明記している事務所なら、持ち出しは発生しません。

弁護士と司法書士の違い(140万円の上限と訴訟対応)

過払い金請求を依頼できる専門家は、弁護士と司法書士(認定司法書士)の2種類です。違いは扱える金額と裁判所の範囲にあります。

認定司法書士が交渉や訴訟の代理をできるのは、1社あたりの請求額が140万円以下の案件です。140万円を超える場合や、地方裁判所での訴訟になった場合は、弁護士でなければ代理できません。

だからといって、常に弁護士が有利というわけではありません。1社あたりの過払い金が140万円以下に収まるケースでは、司法書士でも問題なく対応できます。今回比較した中でも、固定費がかからないのははたの法務事務所・杉山事務所・中央事務所と、司法書士側に多い結果でした。

判断の目安は借入額と取引期間です。長期間・高額の借入があった方は、過払い金が140万円を超える可能性があります。最初から弁護士事務所に相談すれば、途中で依頼し直す手間がありません。

返還実績と取扱件数

実績の公表は、事務所を判断する手がかりの1つになります。たとえば杉山事務所は、相談実績月間10,000件以上・過払い金請求総額毎月1億円以上という数字を公式サイトで公表しています。

ただし、実績の数字を見るときは2点に注意してください。1つは集計範囲です。「相談実績」には過払い金以外の債務整理の相談が含まれる場合があります。もう1つはいつの数字かという点です。集計した時期が書かれていない実績は、参考程度に見ておきましょう。

数字の大きさより、根拠を開示しているかどうかを見てください。

電話・メール・出張など相談のしやすさ

過払い金請求は、依頼したあとの手続きを事務所側が進めます。依頼者がやることは最初の相談と書類のやり取りくらいなので、相談しやすいかどうかで負担が変わります。確認したいのは次の3点です。

  • 受付時間:夜間・土日祝に対応しているか
  • 相談方法:電話・メールだけで完結するか、来所が必要か
  • 出張対応:全国出張の可否と費用

たとえばアディーレは朝9時〜夜10時で土日祝も受付、はたの法務事務所と杉山事務所は全国出張が無料、中央事務所は年中無休で22時まで受け付けています。平日の昼間に時間が取れない方は、この3社から選べば仕事を休まずに相談できます。

家族に知られたくない方は、秘密厳守の体制(連絡先の指定など)を明記している事務所を選ぶと安心です。

状況別に見る過払い金請求の相談先の選び方

同じ「おすすめ」でも、完済しているか返済中か、金額が大きいかどうかで最適な相談先は変わります。4つの状況別に整理しました。

あなたの状況重視する点とおすすめ
完済済みで費用を抑えたい固定費なし・少額時の料率が低い事務所
(はたの法務事務所)
返済中で債務整理も考えたい過払い金と任意整理の両方の費用が分かる事務所
(はたの法務事務所・ベリーベスト法律事務所)
1社140万円を超えそう弁護士事務所で成功報酬が低いところ
(ひばり法律事務所)
来所せずに済ませたい全国出張無料・夜間や土日祝の受付
(はたの法務事務所・杉山事務所・中央事務所)

完済済みでとにかく費用を抑えたい人

完済済みの方は、信用情報への影響を心配せずに請求できます。選ぶ基準は、固定費がかからないかどうかの1点で構いません。

この条件なら、固定費なしの成功報酬22%だけで依頼できるはたの法務事務所が第一候補です。回収額10万円以下なら報酬率は14%に下がるため、「たいした金額にならないかも」と迷っている方でも、費用倒れになりにくくなっています。

過払い金がいくらあるか見当もつかない場合は、まず無料相談で金額を調べてもらいましょう。調べた結果、過払い金がなければ費用はかかりません。

返済中で債務整理も視野に入れる人

返済中の借金に過払い金請求をすると、任意整理として扱われる場合があります。過払い金で借金を相殺し、残りの返済条件を見直す流れです。この場合、過払い金の報酬とは別に、任意整理の費用(基本報酬や減額報酬)がかかります。

該当する方は、過払い金と任意整理の両方の費用を公表している事務所を選んでください。はたの法務事務所(任意整理1社22,000円〜・減額報酬11%)や、ベリーベスト法律事務所(負債額に応じた手数料+減額報酬11%)は、両方の料金体系を確認できます。

信用情報への影響が出る場合がある手続きなので、メリットとデメリットを相談時に必ず説明してもらいましょう。

1社あたり140万円を超えそうな人

長年の借入で過払い金が高額になりそうな方には、最初から弁護士事務所を選ぶことをおすすめします。認定司法書士は1社140万円を超える案件を代理できないため、途中で判明すると依頼し直しになりかねません。

弁護士事務所の中では、着手金0円・成功報酬22%のひばり法律事務所が費用面でおすすめです。回収額が大きいほど、報酬率の差で手元に残る金額が変わります。仮に200万円の回収なら、22%と27.5%の差は11万円です。

高額案件は貸金業者側も簡単には応じず、訴訟に進む可能性が上がります。訴訟時の報酬率(27.5%が相場)まで含めて見積もりを取りましょう。

来所せずに手続きを済ませたい人

近くに事務所がない方や、日中に時間が取れない方は、事務所へ行かずに手続きできるかどうかで選びます。

全国出張が無料のはたの法務事務所・杉山事務所、年中無休22時まで受け付けて全国出張に対応する中央事務所が候補です。アディーレも土日祝を含む朝9時〜夜10時に電話を受け付けており、通話料もかかりません。

過払い金請求は、必要書類のやり取りさえできれば、電話と郵送だけで終わる場合がほとんどです。「行けないから」と諦める必要はありません。

過払い金の無料診断でわかることと利用時の注意点

無料診断は、過払い金がありそうかどうかを大まかに知る方法です。ただし、正確な金額までは分かりません。仕組みと限界を知って使えば、怪しいものではありません。

無料診断・シミュレーションの仕組み(なぜ無料か)

「無料で診断なんて怪しい」と感じる方は少なくありません。無料で成り立つ理由は、事務所が報酬を受け取る仕組みにあります。

過払い金請求の主流は完全成功報酬型です。事務所は過払い金を取り戻せて初めて報酬を得られます。つまり事務所にとっての無料診断は、依頼につながる相談を集めるためのものです。診断そのもので利益を出す仕組みではないため、無料で提供できます。

中央事務所のようにWeb上の無料診断ツールを用意する事務所もあれば、杉山事務所のように電話・メールでの無料診断を掲げる事務所もあります。どちらも、借入先・借入時期・完済の有無といった基本情報から、過払い金があるかどうかを判定します。

診断を受けたからといって、依頼の義務は生じません。複数の事務所で診断を受けて、対応や説明を比べる使い方もできます。

診断だけで正確な金額はわからない理由(取引履歴の開示が必要)

無料診断で分かるのは、あくまで「過払い金が発生していそうか」の見込みです。正確な金額の計算には、貸金業者から取引履歴を取り寄せる必要があります。

過払い金は、当時の高い金利で支払った利息を、利息制限法の上限金利で計算し直す「引き直し計算」で算出します。計算には、いつ・いくら借りて・いくら返したかの全記録が必要です。この記録が取引履歴で、開示請求から取得まで一定の時間がかかります。

「診断で〇〇万円と言われたのに、実際は違った」という食い違いは、この仕組み上どうしても起こります。診断結果は目安と考えて、正式な金額は取引履歴に基づく計算を待ちましょう。当時のカードや利用明細を失くしていても、取引履歴は業者から取り寄せられるので心配いりません。

診断後の営業連絡が不安な場合の対処

無料診断をためらう理由として多いのが「診断したらしつこく営業されるのでは」という不安です。対処の方法は1つ、連絡方法を最初に指定することです。

多くの事務所は秘密厳守を掲げており、指定した連絡先・時間帯以外への連絡を避ける運用を明記しています。診断時に「連絡はメールのみ」「電話は平日昼のみ」と伝えておけば、家族に知られるリスクも抑えられます。

それでも合わないと感じたら、依頼せずに断って問題ありません。診断は無料で、断ってもお金はかからず、義務も生じないからです。1社の診断結果だけで決めず、費用の説明が分かりやすい事務所を選んでください。ただし、過払い金には時効があります。比較に時間をかけすぎない範囲で進めましょう。

過払い金請求を依頼する前に知っておきたい注意点

過払い金請求にはメリットだけでなく、信用情報・カード利用・時効・費用倒れという4つの注意点があります。依頼後に「聞いていなかった」とならないよう、先に押さえておきましょう。

返済中の請求は任意整理扱いになり信用情報に影響が出る場合がある

返済中の借金に過払い金請求をすると、任意整理として信用情報機関に登録される場合があります。登録されると、新規のクレジットカード作成やローン契約が数年間難しくなります。

一方、完済済みの借金への請求では、この影響はありません。自分の借入が完済扱いになっているか曖昧な方は、相談時に必ず確認してください。過払い金で残債を相殺しきれるかどうかで、扱いが変わるケースもあります。

住宅ローンや自動車ローンを近々組む予定がある方は、その予定も伝えたうえで相談してください。手続きの進め方を変えられる場合があります。

請求先のカードは解約・利用停止になる

クレジットカード会社に過払い金請求をすると、そのカードは解約・利用停止になります。ショッピング機能だけ残す、といった選択はできません。

公共料金やサブスクの支払いをそのカードに設定している場合は、請求前に支払い方法を変更しておきましょう。ポイントやマイルも失効するのが通常なので、使い切ってから手続きに入ると損がありません。

影響するのは請求先のカードだけです。請求しない他社のカードは、完済済み案件であればそのまま使えます。

時効(最終取引から10年)を過ぎると請求できない

過払い金には時効があります。目安は、借金を完済してから10年です。

渋谷法務総合事務所の公式サイトでも、過払い金の対象を「2010年6月17日以前に借入を開始した方」「完済してから10年以内の方」と案内しています。

2010年6月17日は、改正貸金業法が完全施行され、グレーゾーン金利(出資法の上限29.2%と利息制限法の上限15〜20%の間の金利)での貸付がなくなった時期です。つまり過払い金が発生しているのはこれ以前の取引で、完済からの経過年数次第では、請求できる期限が近づいています。

「いつ完済したか思い出せない」という方も、取引履歴を取り寄せれば確認できます。迷っている間に時効を迎えてしまってはもったいないので、可能性があるなら早めに無料相談で確かめてください。

費用倒れになりやすいケース

過払い金請求で費用倒れ(回収額より費用が上回る状態)が起こりやすいのは、次のようなケースです。

費用倒れになりやすい3つのケース
  • 過払い金の金額が数万円と小さい
  • 貸金業者の経営状態が悪く、和解額が大きく減る
  • 訴訟まで進み、実費が増える

対策は2つあります。1つは、費用が回収額を上回らないと明記した事務所を選ぶこと。アディーレや中央事務所は、不足分の支払いが不要である旨を公式サイトに明記しています。もう1つは、少額時の料率が下がる事務所を選ぶこと。はたの法務事務所は回収額10万円以下の報酬率を14%に設定しています。

なお、訴訟で判決まで進んだ場合は、過払い金に利息(過払い金の発生時期により年5%または年3%)を付けて回収できる可能性もあります。訴訟は費用も時間もかかりますが、必ずしも不利な選択ではありません。進め方は事務所と相談して決めましょう。

過払い金請求のおすすめに関するよくある質問

過払い金請求を検討する方からよく挙がる5つの質問に答えます。

過払い金請求の費用はいくらかかりますか?

相談料・着手金無料の事務所であれば、かかる費用は成功報酬だけです。相場は、交渉で解決した場合が回収額の22%、訴訟の場合が27.5%(いずれも税込)。事務所によっては解決報酬金や事務手数料として1社22,000円前後の固定費が加わります。

たとえば、はたの法務事務所は回収額の22%(10万円以下は14%+計算費用11,000円)のみです。過払い金が戻らなければ費用がかからない完全成功報酬型の事務所を選べば、手元からお金を出す心配はほぼありません。

過払い金はいくら戻ることが多いですか?

金額は、借入額・金利・取引期間によって1人ひとり大きく変わるため、一律の目安額は示せません。

知っておきたいのは、和解交渉では満額が戻るとは限らないことです。貸金業者は経営状況に応じた和解の基準を持っており、提示額は満額を下回るのが通常です。訴訟まで進めば回収額が増える可能性がある一方、時間と実費がかかります。自分のケースの見込み額は、取引履歴に基づく無料調査で確認するのが確実です。

過払い金請求は自分でもできますか?

可能です。取引履歴の開示請求、引き直し計算、業者との交渉や訴訟まで、すべて自分で進める方もいます。費用を専門家報酬の分だけ節約できるのがメリットです。

ただし、引き直し計算には正確さが必要です。業者との交渉でも、個人が相手だと低い和解額を提示されやすいといわれています。手間と回収額を考えると、成功報酬型で専門家に依頼したほうが、手元に残る金額が多くなる場合もあります。

過払い金請求をするとブラックリストに載りますか?

完済済みの借金への請求であれば載りません。信用情報機関に事故情報は登録されず、クレジットカードやローンへの影響もありません。

注意が必要なのは返済中の借金への請求です。任意整理として扱われる場合、信用情報に影響が出ることがあります。自分のケースがどちらに当たるかは、相談時に必ず確認してください。

過払い金の無料診断は怪しくないですか?

仕組みを知れば、怪しいものではありません。事務所の報酬は過払い金を取り戻せたときの成功報酬で成り立っており、無料診断は依頼につながる相談を集めるためのものだからです。診断を受けても依頼の義務はなく、断っても費用はかかりません。

ただし、診断で分かるのは見込み額までです。正確な金額は取引履歴に基づく引き直し計算で確定します。診断結果を目安に、費用の説明が分かりやすい事務所を選んで正式な調査を依頼しましょう。

出典

この記事を書いた人

アドバイザーナビが運営する「税むすび」では会計士・税理士関連の情報を発信しています。これまでアドバイザーナビは「資産運用ナビ」を中心に適切なプロフェッショナルのプラットフォームを構築してきました。税理士紹介ナビでは、税理士へのインタビュー・アンケート調査などを通じて、税理士や税金にまつわる情報発信をしていきます。

目次