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経理職向け!おすすめの転職エージェント4社を徹底比較

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転職活動において、「どのエージェントを使うべきか」で迷っていませんか?

「総合型エージェントでは、経理の専門スキルを正しく評価してくれない」 「特化型エージェントに絞ると、優良な求人を見落としてしまいそう」

情報収集の段階で、こうしたジレンマを抱えて手が止まってしまう方は少なくありません。

経理は、企業の規模やフェーズによって求められるスキルが明確に異なります。そのため、自分のレベルや目的に合わないエージェントを選んでしまうと、ミスマッチな求人ばかり紹介され、貴重な転職活動の時間を無駄にしてしまいます。

そこで本記事では、経理転職で確かな実績を持つエージェント4社(MS-Japan・レックスアドバイザーズ・CPASSキャリア・ヒュープロ)の特徴を徹底解剖しました。各社の特徴を「求人の質と量」「専門性」「サポート力」の3つで徹底的に比較していきます。

結論

経理の転職に強いエージェントに複数登録しておきましょう。

まず、求人が豊富な「MS-Japan」を最初に登録することをおすすめします。その上で、目的に合わせて以下のエージェントを組み合わせましょう。

  • 会計の専門性を極めたい:レックスアドバイザーズ
  • CFO候補やIPOに携わりたい:CPASSキャリア
  • とにかくスピード重視で転職したい:ヒュープロ

※未経験の方や地方勤務をご希望の方は、リクルートエージェントなどの「総合型エージェント」の併用もご検討ください。

この記事でわかること
  • 経理向け4社の求人数・得意領域の比較
  • サポート内容(書類添削・面接対策・条件交渉)の違い
  • 【経験別】未経験・初級・ハイクラス向けのエージェント選び
  • 【志向別】上場・IPO・リモートなど、希望に沿った併用パターン
  • エージェント併用時の失敗例と、登録前の確認ポイント

※本記事の情報は原則として2026年4月15日時点のものですが、一部の外部口コミデータ等の参照時期は異なります。

目次

経理向け転職エージェントを選ぶ前に押さえておきたい4つのポイント

転職エージェントに登録する前に以下の「4つのポイント」を確認してください。自分に合った求人、優秀な転職エージェントを見つけるための参考になるはずです。

1. 自分で求人を探せるか(公開求人数と選択肢の広さ)

じっくり求人を見比べたい方には、MS-Japanがおすすめです。経理や財務の公開求人が3,108件と非常に多く、企業規模や勤務地などの細かな条件で検索できます。

一方、レックスアドバイザーズの公開求人は554件。こちらは自分で探すより、担当者に相談して求人を提案してもらうスタイルです。また、ヒュープロは3,000件以上の求人を扱っていますが、企業からのスカウトを重視しているため、公開されている求人は少なめ。CPASSキャリアも、関連サイトには2,000件以上の求人が掲載されていますが、エージェントが直接紹介する求人は別です。

つまり、公開求人が少ないエージェントを使う場合は、「担当者の知識や提案力」がカギになります。

2. 自分の経験やスキルに合っているか(専門性の高さ)

経理の仕事は、会社の規模や成長段階によって求められるスキルが大きく変わります。ミスマッチを防ぐためには、自分の経験値に合ったエージェントを選ぶことが大切です。

経験を問わず利用しやすい

MS-Japanとヒュープロ。どちらも未経験で応募できる求人から、管理職向けの求人まで幅広くそろっています。

ある程度の実務経験がある方向け

レックスアドバイザーズがおすすめ。簿記2級以上の資格を持つ方や、CFO(最高財務責任者)の候補、上場準備に携わるポジションなど、専門性の高い求人に強みを持っています。

さらに上のキャリアを目指す方向け

CPASSキャリアがおすすめです。公認会計士や税理士といった資格を持つ方を優先しており、CFOや上場企業の求人に特化しています。

3. どこまでサポートしてくれるか(面接対策と条件交渉)

書類選考の通過率や最終的な給与は、エージェントのサポート力に大きく左右されます。ここで特に気をつけたいのが、年収交渉に対するエージェントの姿勢です。

年収の交渉をプロに「お任せ」したい場合は、レックスアドバイザーズかCPASSキャリアを選びましょう。レックスアドバイザーズは、入社日の調整から入社後のフォローまで、手厚くサポートすると明言しています。CPASSキャリアも、担当者が企業へ直接交渉してくれます。

対照的に、MS-Japanとヒュープロは中立的な立場をとっています。書類の添削や面接対策はしっかり行ってくれますが、年収交渉については「企業への効果的な伝え方のアドバイス」にとどまります。エージェントが代わりに交渉してくれるわけではないため、どこまで頼れるのかを事前に理解しておきましょう。

4. 状況別の選び方(未経験・地方勤務・ハイクラス)

現在の状況や希望する働き方によって、メインで使うべきエージェントは変わってきます。

未経験から経理に挑戦する方

MS-Japanやヒュープロがおすすめ。未経験でも応募できる求人を数多く取り扱っています。

地方での勤務を希望する方

全国の求人を網羅しているMS-Japan、主要5都市で対面サポートが受けられるレックスアドバイザーズがおすすめです。ヒュープロやCPASSキャリアは、オンラインでの対応が基本になります。

ハイクラス求人を狙う方

年収800万円以上やCFO候補といった求人を狙う方には、CPASSキャリアやレックスアドバイザーズがおすすめです。どちらも経験者や有資格者に向けた独自の求人を豊富に持っています。

経理職の転職の成功の鍵は「複数エージェント」に登録すること

転職を成功させる一番の近道は、自分の経験や希望に合わせて、各エージェントの強みを活かすこと。

ここでは、4社それぞれが「どんな方におすすめなのか」をわかりやすくまとめました。

MS-Japanはこんな方におすすめ

対象となる方
  • 経理の経験が1〜5年程度ある方
  • 未経験から経理にチャレンジしたい方
  • 地方での勤務を希望している方
特徴

最大の魅力は、3,108件という公開求人の多さです。「今、どんな企業が経理を募集しているのか」を自分の目で広く確かめたい方にぴったりです。営業事務など、別の職種から経理への転職を成功させた実績も豊富にあります。全国の求人を扱っているため、地方での転職活動にもおすすめです。

注意点

年収の交渉や入社時期の調整などは自分で行う必要があります。エージェントは「企業への上手な伝え方」をアドバイスしてくれますが、直接の交渉は行いません。もしプロに交渉を任せたい場合は、他社のエージェントと一緒に使うことをおすすめします。

レックスアドバイザーズはこんな方におすすめ

対象となる方
  • 簿記2級以上の資格や実務経験がある方
  • 自分の専門性をしっかりと評価してほしい方
特徴

求人票には載っていない「企業のリアルな内情」まで教えてくれる情報力の高さが強みです。書類の添削や模擬面接はもちろん、面倒な「年収や入社日の交渉」も代わりにやってくれます。入社後のフォロー体制も整っており、サポート満足度が4年連続で96%以上という高い実績を持っています。

注意点

経験者を対象とした専門的なエージェントです。そのため、未経験の方や簿記2級を持っていない方は、紹介してもらえる求人が少なくなる可能性があります。

CPASSキャリアはこんな方におすすめ

対象となる方
  • 公認会計士や税理士の資格を持っている方
  • CFO(最高財務責任者)の候補を目指す方
  • 上場を目指す企業(IPO準備企業)で働きたい方
特徴

年収800万円以上の求人や、独自のつながり(投資ファンドなど400社以上)を生かした非公開求人が魅力です。スタートアップ企業のCFOとして年収アップを叶えた事例など、高年収帯での支援実績が豊富にあります。登録はわずか2分で終わり、条件交渉もすべて無料で任せられます。

注意点

高いスキルを求める求人が中心です。そのため、実務経験が浅い方にとっては希望に合う求人を見つけるのが難しい傾向にあります。

ヒュープロはこんな方におすすめ

対象となる方
  • とにかく早く内定が欲しい方
  • リモートワークや時短勤務など、柔軟な働き方を希望する方
特徴

エージェントのサポートと、企業からのスカウト機能を組み合わせた仕組みが特徴です。Web上で履歴書を作ったり、企業に応募したりといった作業がスマホひとつでスムーズに完結します。書類や面接の対策サポートによって通過率が大幅に上がるというデータもあり、実務未経験でも約80%の面接通過率を誇ります。

注意点

自分のペースで進めやすく効率的ですが、その分「担当者と二人三脚でじっくり相談しながら進めたい」という方よりも、時間効率(タイパ)を重視する方に向いています。

MS-Japan・レックス・CPASS・ヒュープロの比較表|あなたに合うのはどこ?

各エージェントの強みや特徴がひと目でわかるよう表にまとめました。

ご自身の優先順位(求人の多さ、サポートの手厚さ、スピードなど)と照らし合わせながら、メインで使うエージェントを決める参考にしてください。

1. どんな求人がある?|求人数と得意な領域

エージェント求人数(※)得意な領域対象となる方
MS-Japan3,108件一般的な経理・管理職未経験から経験者まで幅広く
レックスアドバイザーズ554件実務の専門職(簿記2級以上)都市圏での勤務を希望する経験者
CPASSキャリア2,000件以上CFO・上場準備・役員クラスハイクラス層や有資格者
ヒュープロ3,000件以上柔軟な働き方・実務担当者未経験から経験者まで幅広く

(※)MS-Japan、レックスアドバイザーズは公開求人数。CPASSキャリアはグループサイトの掲載数。ヒュープロは取り扱っている求人の総数です。

比較のポイント

まずは「どんな求人があるのか」を知るために市場全体を見渡したいなら、求人が豊富なMS-Japanをメインにするのが基本です。

一方で、レックスアドバイザーズは公開求人こそ少なめですが、経理に特化した非公開求人の「質」で勝負しています。

また、CPASSキャリアは年収800万円以上のハイクラス求人が豊富です。一般的な経理の求人を探している方にはマッチしない可能性があるため、注意しておきましょう。

2. どこまで任せられる?|サポートと条件交渉

エージェント書類添削面接対策年収などの条件交渉入社後のフォロー
MS-Japanありあり直接交渉はなし(アドバイスのみ)明記なし
レックスアドバイザーズありあり(本格的な模擬面接)エージェントが代行あり(条件に違いがないか確認)
CPASSキャリアありありエージェントが代行あり
ヒュープロありあり交渉のサポートあり(代行ではない)明記なし
比較のポイント

年収や入社日などの条件交渉をプロに「代わりにお願いしたい」なら、レックスアドバイザーズかCPASSキャリアが有力です。

MS-Japanヒュープロは、あくまで「企業への上手な伝え方」をアドバイスしてくれる立場です。エージェントが企業と直接交渉してくれるわけではありません。

さらに、入社後のトラブルを防ぎたいならレックスアドバイザーズが安心です。「入社前の条件と、実際の働き方に違いがないか」までフォローしてくれる手厚い体制が評価されています。

3. 上を目指すなら?|ハイクラス・上場準備・資格

エージェントハイクラス求人上場準備(IPO)企業資格を持つ方への対応
MS-Japanありあり(検索で絞り込み可能)幅広く対応
レックスアドバイザーズあり(CFO候補など)あり(検索で絞り込み可能)簿記2級以上を想定
CPASSキャリア特化(CFO・役員クラス)特化(メインで取り扱い)特化(公認会計士など)
ヒュープロあり(管理職・CFO候補)あり(検索で絞り込み可能)幅広く対応
比較のポイント

ハイクラス向けの求人や、上場を目指す企業の求人は、4社すべてで取り扱っています。ただし、専門性の高さには違いがあります。

公認会計士などの資格を持っているなら、独自のネットワークを持つCPASSキャリアがおすすめです。

また、簿記2級以上の実務経験があるなら、その層をメインのターゲットにしているレックスアドバイザーズと相性が良いでしょう。

4. 忙しくても大丈夫?|スピード感と手間のなさ

エージェント最初の面談スピード感負担を減らすための工夫
MS-Japan標準的明記なし登録後の流れは個人のペースに合わせる
レックスアドバイザーズ標準的明記なし次々と応募を急かさない慎重なサポート
CPASSキャリア登録は2分で完了明記なしオンラインで完結できる
ヒュープロ15分の電話面談スピード重視スカウトを「待つ」だけの使い方も可能
比較のポイント

短期集中で効率よく転職したい方には、ヒュープロが向いています。最初の面談が15分で済むほか、「待つだけ」のスカウト機能もあり、スピーディーに選考を進められます。

対照的に、じっくりと慎重に進めたい方にはレックスアドバイザーズが合っています。「次々と応募を急かさない」というスタンスで、あなたに本当に合う求人を丁寧に見極めてくれます。

経理経験の段階別に合うおすすめエージェントの選び方

ここまでで整理した「各社の強み」を踏まえて、ここからは「あなたに一番合うエージェントの選び方」を経験レベル別に解説します。

転職を成功させるには、今のスキルや目指す目標に合ったエージェントを選ぶことが不可欠です。4つの状況に分けて、最も成功しやすい組み合わせと使う順番をご紹介します。

1. 未経験から経理を目指す方

「未経験から本当に経理になれる?」と不安な方は、まず実際の求人状況を知ることから始めましょう。

まずはここから:MS-Japan

求人数が豊富なMS-Japanで、「未経験OK」に絞って検索してみましょう。未経験からの年収の目安(400〜500万円程度)がわかります。「福祉業界は未経験を募集しやすい」「大手メーカーも未経験の採用枠を増やしている」といった最新のトレンドを、自分の目で確かめられます。

併用したいエージェント:リクルートエージェントなどの「総合型」

他の職種から経理にチャレンジできる求人を幅広く探すために、大手の総合型エージェントも一緒に使ってみてください。

サポート重視なら:ヒュープロ

「実務未経験でも面接の通過率が約80%」という実績があり、未経験向けのサポートが充実しています。現在、簿記2級を勉強中の方にもおすすめです。

※CPASSキャリアやレックスアドバイザーズは経験者を対象としているため、最初は登録しなくても大丈夫です。ただし、すでに簿記1級・簿記2級を持っているなど資格・スキルがある場合は、レックスアドバイザーズに相談してみるのもひとつの手です。

2. 経験1〜3年で、もっと年収を上げたい方

基礎的なスキルが身につき、「もう少し大きな会社に行きたい」「専門性を高めてお給料を上げたい」と考える時期です。

まずは相場をチェック:MS-Japan

今の自分の経験で、どれくらいの年収が狙えるのかを判断しましょう。地域ごとの求人数の違いや、上場企業と非上場企業での年収の差などを、実際の求人で確認してみてください。

年収交渉を任せるなら:レックスアドバイザーズ

簿記2級以上の実務経験に自信があるなら、プロに書類の添削や模擬面接をしてもらいましょう。経験が浅いと、自分から給料の交渉をするのは難しいですが、レックスアドバイザーズの「年収交渉代行」の強みを活かせれば、自分では引き出せないような良い条件をもらえる可能性が高まります。

※年収500〜700万円の求人が中心になるため、ハイクラス向けのCPASSキャリアは、年収800万円以上を狙う場合のみ補足として登録するのがおすすめです。

3. 連結決算や開示など、より高いスキルを身につけたい方

月次や年次の決算だけでなく、グループ会社の数字をまとめる「連結決算」や、投資家向けの「開示資料」の作成など、さらにレベルの高い実務に挑戦したい場合は、担当者の専門知識が成功のカギを握ります。

専門知識で選ぶなら:レックスアドバイザーズ

実務に詳しいアドバイザーがつくため、最優先で登録したいエージェントです。「A社の連結決算はB社よりも複雑だ」といった、求人票には載っていないリアルな仕事のレベルまで教えてくれます。スキルを磨きたい方にぴったりです。

高い年収を狙うなら:CPASSキャリア

上場を目指す企業や、すでに上場している企業の求人をチェックしてみましょう。決算や開示の経験は市場価値が高いため、ここで年収800万円以上の非公開求人に出会えるかもしれません。

4. 管理職やCFO(最高財務責任者)を狙う方(経験5年以上)

経理の経験がしっかりあり、チームをまとめる管理職や会社の財務トップであるCFOを目指すなら、「非公開求人の質」と「条件を交渉する力」でエージェントを選びましょう。

ハイクラス求人の大本命:CPASSキャリア

CPASSキャリアは役員クラスの求人を専門としているため、非常にマッチしています。投資ファンドなど400社以上の独自のつながりを生かし、「上場2年前のスタートアップ企業のCFO」といった珍しい求人もあるようです。実際に年収が1,000万円を超えた事例もあり、交渉力も非常に頼りになります。

手厚いサポートを受けるなら:レックスアドバイザーズ

「CFO候補」の非公開求人を探しつつ、入社後のフォロー体制を活用しましょう。CFOになったばかりの頃は、経営陣との関係づくりや会社の財務を立て直す壁にぶつかりがち。そんな時に相談できる窓口があると安心ですね。

年収の目安を知るために:MS-Japan

MS-Japanが公開している年収のデータ(30代管理職で約700〜770万円など)を参考にしてみましょう。年収交渉の際に役立つ情報が手に入るかもしれません。

【目的別】希望の働き方やキャリアで選ぶ、最強の組み合わせ

「どんな環境で、どう働きたいか」という希望もエージェント選びの大切な基準になります。

ここでは、代表的な3つの希望(働き方や目標)に合わせて、最も効果的なエージェントの組み合わせ方をご紹介します。

1. 上場企業や、これから上場を目指す企業(IPO準備)を狙う場合

上場企業や、これから株式公開(IPO)を目指す熱気ある企業でキャリアを積みたいなら、順番にエージェントを活用していくのが効果的です。

STEP
MS-Japanで「市場の全体感」をつかむ

まずは公開求人が多いMS-Japanで、「上場企業」「株式公開準備」に絞って検索してみましょう。東京や大阪などの地域ごとの求人数や、採用が活発な業界がひと目でわかります。上場企業の経理は年収500万円以上が相場であり、一般的な求人よりも年収が高いことも実際のデータから確認できます。

STEP
CPASSキャリアで「珍しい非公開求人」を狙う

次にCPASSキャリアに登録し、IPO準備企業の非公開求人をチェックします。他では出回らないような、ベンチャー企業の貴重な求人が豊富です。上場に向けた財務改革などの経験は、今後のキャリアにとって非常に大きな武器になります。

STEP
(経験者向け):レックスアドバイザーズのサポートを受ける

すでに実務経験が3年以上あり、連結決算や開示のスキルをさらに磨きたい場合は、レックスアドバイザーズも一緒に使ってみましょう。各社が持つ非公開求人の「質」をじっくり見比べることができます。

2. リモートワークや柔軟な働き方を重視する場合

リモートワークや時短勤務など、ワークライフバランスを最優先に考えたい方向けの組み合わせです。

メインで使う:ヒュープロ

「時短勤務」「フレックス」「リモートワーク」といった条件で検索しやすいのが最大の強みです。「時短+リモート」のように、複数の条件を掛け合わせて探すこともできます。また、希望の働き方を登録しておけば、それに合った企業から直接スカウトを受け取ることも可能です。

一緒に使う(サブ):MS-Japan

MS-Japanの検索機能を使って、大手企業がどれくらい柔軟な働き方を取り入れているかを確認します。「大企業の安定したお給料」と「働きやすさ」のバランスを見比べるのに便利です。

※レックスアドバイザーズとCPASSキャリアは、働き方で求人を絞り込む機能が目立たないため、このケースでは優先順位が下がります。担当者に直接希望を伝えて探してもらうのが現実的です。

3. とにかく早く内定が欲しい!スピードを重視する場合

「1〜2ヶ月以内に転職先を決めたい」など、短期集中で一気に活動を進めたい方向けの組み合わせです。

メインで使う:ヒュープロ

最初の電話面談が15分で終わるため、すぐに活動をスタートできます。書類や面接の対策サポートを活用して選考の通過率をグッと上げつつ、スカウト機能で企業からのオファーを待つことで、無駄なくスピーディーに選考が進みます。

一緒に使う(サブ):MS-Japan

ヒュープロのサポートを受けながら、並行してMS-Japanでも自分からどんどん応募していきましょう。受ける企業の数を増やすことで複数の内定を取りやすくなり、結果的に年収交渉なども有利に進められます。

※じっくり求人を選ぶスタンスのレックスアドバイザーズや、非公開求人の提案に少し時間がかかるCPASSキャリアは、スピードを重視する場合はいったん外して、上の2社に集中するのがおすすめです。

エージェントの併用でやりがちな3つの失敗と、その対策

複数のエージェントを活用することは、転職の選択肢を広げるためにとても有効です。しかし、使い方を間違えると、選考で不利になってしまうリスクもあります。

ここでは、複数のエージェントを使う際によくある「3つの失敗パターン」と、それを防ぐための具体的な対策を解説します。

1. 同じ求人に複数のエージェントから応募してしまう(重複応募)

複数のエージェントを使っていると、同じ企業の求人を別々の担当者から紹介されることがよくあります。

これに気づかず、複数のルートから同じ企業に応募してしまうのはNGです。企業の採用担当者に「自己管理ができていない」「手当たり次第に応募している」という不信感を与えてしまい、選考で不利になってしまうことも。

対策:自分で「応募管理リスト」を作る

エージェントからの「他から応募していませんか?」という口頭での確認だけに頼るのは危険です。求人紹介が活発になる最初の1〜2ヶ月は、特に見落としが起こりやすくなります。

そのため、エクセルやスプレッドシートなどで自分専用の管理リストを作りましょう。記録しておく項目は以下の4つで十分です。

  • 企業名
  • 職種(ポジション)
  • 最初に紹介してくれたエージェント名
  • 応募した日(または応募予定日)

新しい求人を紹介されるたびに、このリストと見比べる習慣をつけましょう。これで重複応募を防ぐことができます。

2. 求人票の「表面的な年収」だけで判断してしまう

求人票に書かれている年収が、そのままあなたの「最終的な給与」になるとは限りません。

例えば「年収600〜750万円」という求人があったとします。この場合、エージェントの交渉力によって「一番下の600万円で決まるか」「交渉して750万円を引き出せるか」が大きく変わってきます。

対策:エージェントの「交渉へのスタンス」を見極める

レックスアドバイザーズやCPASSキャリアは「条件交渉の代行」が特徴であるため、年収アップの交渉が期待できます。

もし「年収を上げること」を一番の目的にするなら、戦略的な使い分けがおすすめ。MS-Japanは情報収集メインで使い、実際の応募は交渉をしてくれるレックスアドバイザーズやCPASSキャリアに絞る、といった工夫をしてみましょう。

3. 今のスキルに合わない「特化型エージェント」を選んでしまう

「ハイクラス向け」などの専門性が高いエージェントに、基準を満たしていない状態で登録してしまうパターンです。

例えば、CPASSキャリアは公認会計士やCFO(最高財務責任者)向けの求人を主戦場としています。そのため、一般的な経理経験や簿記2級程度の実力では、紹介できる求人がなくマッチングしないことがあります。

対策:数年後を見据えた「長期プラン」に切り替える

登録時のアンケートや持っている資格の質問には、正直に答えましょう。もし「今の経験ではサポートが難しい」と判断されても、決して落ち込む必要はありません。

まずは幅広い層に対応しているMS-Japanやヒュープロを使って、経理としての土台をしっかりと固めます。「そこで2〜3年経験を積んでから、レックスアドバイザーズやCPASSキャリアに再挑戦する」という長期的な計画に切り替えるのが、最も現実的なキャリアアップの道筋です。

登録前に確認したい!経理向けエージェント4つのチェックポイント

複数のエージェントを使うと決めたら、本格的に動き出す前に確認しておきたい「4つのポイント」があります。これらを事前に知っておくことで、登録後のミスマッチを防ぎ、スムーズに転職活動を進められます。

1. 希望の地域で「十分なサポート」を受けられるか

自分が働きたい地域と、エージェントの得意なエリアが合っているかを確認しましょう。

MS-Japan

全国の求人を扱っています。ただし、担当者が直接サポートしてくれるサービスは、東京・横浜・名古屋・大阪などの都市圏に集中しがち。

レックスアドバイザーズ

拠点が「東京・大阪・名古屋・福岡・岡山」の5ヶ所。それ以外の地方での勤務を希望する場合、対面でのサポートを受けるのは難しい可能性も。

CPASSキャリア / ヒュープロ

オンラインでのサポートが基本。地方にお住まいの方で、対面でのサポートが不要と考えるならこの2社をおすすめします。

2. 持っている資格や経験は「正直に」伝える

エージェントによっては、「簿記2級以上」や「公認会計士」など、登録のための条件が決められています。

登録画面で資格や経験を聞かれたら、必ず正直に答えましょう。背伸びをして実力以上の経験を伝えても、面談の際に必ずズレが生じます。結果として、自分に合わない求人ばかり紹介されるなど、サポートの質が落ちてしまいます。

もし「今は簿記3級だけど、2級に向けて勉強中」という場合は、「〇月の試験で合格する予定です」と具体的に書きましょう。そうすれば、「合格してから本格的に求人を紹介しましょう」といった柔軟な対応をしてもらえます。

3. 連絡のペースが自分の希望と合っているか

転職活動の進み具合は、エージェントからの「連絡の頻度」に大きく左右されます。

じっくり進めたい慎重派(レックスアドバイザーズなど)

「次々と応募を急かさない」という丁寧なアプローチが特徴です。仕事が忙しい方や、週に1回くらいの提案でじっくり選びたい方に向いています。

サクサク進めたいスピード派(ヒュープロなど)

迅速な対応が強みです。「今週中に3社に応募したい」といったハイペースな希望にもしっかり応えてくれます。

複数のエージェントを使う場合、連絡が多すぎて疲れてしまうことがあります。最初の面談で「連絡は週1回にしてほしい」「火曜日の午前にメールで送ってほしい」など、自分の希望をしっかり伝えてペースを管理しましょう。

4. 入社後のトラブルを防ぐ「フォロー体制」はあるか

内定をもらって終わりではありません。入社した後に「聞いていたお給料や仕事内容と違う」といったトラブルを防ぐための確認も大切です。

入社後のフォローがある(レックスアドバイザーズ / CPASSキャリア)

どちらも入社後のフォローを約束しています。特にレックスアドバイザーズは、「入社前の条件と実際の働き方に違いがないか」を確認してくれます。これは非常に心強い味方になります。

特に明記されていない(MS-Japan / ヒュープロ)

入社後のフォローについては特に書かれていません。そのため、給与や勤務地などの最終確認は、入社するまでに自分自身でしっかり行う必要があります。最初の面談で「万が一、入社後に条件が違ったらどうすればいいですか?」と聞いておくと安心です。

経理向け転職エージェントに関するFAQ

「特化型」と「総合型」、どちらを優先すべきですか?

経理経験が1年以上ある場合は、「特化型(レックスアドバイザーズ・CPASSキャリア・ヒュープロ)」を優先すべきです。特化型エージェントは担当者の専門知識が深く、経理実務のレベルに合わせた精度の高い書類添削や面接対策が受けられます。ただし、特化型だけでは求人の全体像が見えにくいため、MS-Japan(総合的特化型)で市場相場を把握しつつ、特化型の提案を比較する「2社併用」が最も理想的で失敗の少ないアプローチです。

未経験から経理を目指す場合も、特化型だけで足りますか?

いいえ、未経験の場合はアプローチを変える必要があります。まずはMS-Japanの公開求人で「未経験OK」を検索し、どのような企業が募集しているのか市場のリアルを知ることから始めましょう。同時に、リクルートエージェントなどの「総合型大手」を併用し、未経験向けの一般的な求人枠も確保してください。また、簿記を学習中であればヒュープロの「未経験可」求人をチェックしてみましょう。なお、レックスアドバイザーズとCPASSキャリアは「簿記2級以上」の経験者を想定しているため、未経験の段階では登録を控えるのが無難です。

結局、転職エージェントは何社登録するのが適切ですか?

目的によって異なりますが、まずは「2〜3社」でのスタートを推奨します。

  • 基本の2社:自分で広く求人を見たいなら「MS-Japan」+「ヒュープロ」
  • 交渉重視の3社:年収交渉や入社後の手厚いフォローを求めるなら、上記に「レックスアドバイザーズ」を追加
  • ハイクラスの4社:年収アップやIPO志向なら「CPASSキャリア」を追加

4社以上の同時運用はスケジュール管理の負荷が高くなるため推奨しません。まずは2社から始め、必要に応じて段階的に追加していくのが賢明な進め方です。

面接対策だけでなく、年収交渉まで対応してもらえますか?

面接対策は4社とも対応していますが、年収交渉の「本気度」には明確な差があります。

  • レックスアドバイザーズ / CPASSキャリア:公式サイトにて「条件交渉代行」を掲げており、プロによる交渉で20〜50万円程度の年収上積みが期待できるケースもあります。
  • MS-Japan:「直接交渉は行わず助言のみ」という中立的なスタンスです。
  • ヒュープロ:「年収交渉支援」という中間的な立ち位置です。

年収アップを最優先とする場合は、交渉を代行してくれるレックスアドバイザーズかCPASSキャリアをメインに据えてください。

ハイクラス層やCFOになるためには、どのエージェントが向いていますか?

「CPASSキャリア」を最優先に登録してください。年収800万円以上、あるいは年収1,000万円超のポジションを狙うなら、CPASSキャリアが持つ「メガベンチャー」や「PE・VCネットワーク400社以上」といった独自の人脈が最大の武器になります。一般的なエージェントには出回らない非公開求人が豊富です。そこに、レックスアドバイザーズの「CFO候補」の求人、最後にMS-Japanで「管理職」の一般的な市場相場を確認するのもいいでしょう。

地方での勤務を希望していますが、これらのエージェントは使えますか?

はい、可能ですが、各社の「対応エリア」と「面談方法」に注意が必要です。地方の求人を自分で探すなら、「直接募集の求人は日本全国」と明記しているMS-Japanがおすすめ。一方、手厚いサポートを受ける面談については、レックスアドバイザーズの拠点は5ヶ所(東京・大阪・名古屋・福岡・岡山)に限られます。ヒュープロとCPASSキャリアはオンライン完結での対応が基本となるため、地方にお住まいでプロのサポートを受けたい場合は、この2社の優先度を上げ、初回相談時にオンライン面談の希望を伝えてください。

出典

この記事を書いた人

アドバイザーナビが運営する「税むすび」では会計士・税理士関連の情報を発信しています。これまでアドバイザーナビは「資産運用ナビ」を中心に適切なプロフェッショナルのプラットフォームを構築してきました。税理士紹介ナビでは、税理士へのインタビュー・アンケート調査などを通じて、税理士や税金にまつわる情報発信をしていきます。

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